ベトナムがオフショア開発に向いているのは、以下の5つの理由があります。
– 優秀なITエンジニアが多い
– 最新技術を使えるエンジニアが多い
– 日本と距離が近い
– 国が安定している
– 人件費が安い
一つ一つみていきます。
理由1:優秀なITエンジニアが多い
ベトナムは国策として、IT人材の教育を推進しています。
ベトナム国内で、エンジニアという職業は、エリート層が集まる職種になっており、ベトナム国内でもトップレベルに優秀な人材がエンジニアとして輩出されています。
IT人材の教育システムも充実しており、学校を出たばかりの若いエンジニアでも、即戦力になる場合が多いです。
一方、日本では、IT人材の不足が叫ばれています。
実際、日本国内で優秀なITエンジニアを確保しようとすると、高額な人件費が必要であったり、確保が難しいです。
理由2:最新技術を使えるエンジニアが多い
ベトナムには、最先端技術を身につけているエンジニアが多いです。
– AI(人工知能)
– ブロックチェーン
– IoT(モノのインターネット)
– AR(拡張現実)
– VR(仮想現実)
上記のような技術に関して、ベトナムは世界から注目を集めています。
これらに加えて、高度なJavaScriptフレームワークを扱えるエンジニアやスマートフォンアプリエンジニアなど、日本国内では確保が難しい人材も豊富です。
理由3:日本と距離が近い
オフショア開発では、開発国のエンジニアチームと、オンラインでやり取りすることが多いです。
時差が大きい地域でオフショア開発を行うと、打ち合わせをするためにどちらかが深夜に活動しないといけなかったり、チャットでの問合せの返答が遅くなったりして、非常にストレスがかかります。
ベトナムと日本は物理的に距離が近く、時差は2時間ほどしかありません。
日本が朝10時の時、ベトナムは朝の8時です。
双方、勤務時間中にやりとりをすることができます。
理由4:国が安定している
オフショア開発では、世界情勢や開発国の内政状況も、考える必要があります。
万が一、デモや紛争などが起きた場合、プロジェクトが大幅に延期したり、最悪頓挫する可能性があるからです。
ベトナムは、国内情勢が安定しているため、上記のような不安は少ないでしょう。
また、コロナ禍においても早期の押さえ込みに成功しており、第二波、第三波の影響化でも、新規感染者はほとんど出ていません。
理由5:人件費が安い
開発国によっては、オフショア開発を行ったとしても、大きなコストカットにつながらない場合があります。
ですが、ベトナムでは高いレベルのエンジニアを登用しようとしても、日本の半額〜7割程度の金額で登用することができます。
これは、日本とベトナムの賃金の格差によるもので、日本国内であれば低賃金といわれる金額でも、ベトナムだと高級取りとなるからです。